アメとムチ

アメとムチ。

月並みな言葉だが、人を動かす原則だ。

 

人は超ド短期でしか物事を判断できない。

遠くの大きなメリットより、

近くの小さなメリットを取る。

 

またデメリット0が大好きだ。

そうでないと受け入れられない。

無条件のデメリットを最も嫌う。

頭を軽く叩かれ続けるだけでも発狂する。

 

これは他者を動かす時も、

自分を動かす時も作用する原則だ。

 

実際に東大に入れば生涯賃金が数億円上がる、

そう言われても疑う人は少ないだろう。

だが実際には入学していない人が多い。

毎日、少しづつ苦労する勉強ができない。

 

それに対して

ジャンクフード、お酒、お菓子、SNS...

こういうものはずっと継続できていないか。

将来困るとわかっていても、

目の前ですぐ少し気持ちよくなれる。

そういう行動は自動的に選択してしまう。

 

また、

無条件に10円ちょうだい、5分ちょうだい

なんて言われると物凄く不快になる。

デメリットは大きさ関わらず、

全て避けたがる。それが人。

 

強面の営業マンなんかは、

売り込み時に買えば自分と離れられるという

メリットを与えられる。

粘り続ければ相手は緊張する時間を長く過ごさなければならない。

 

SNSで1いいね増えそうな投稿はしてしまうのに、

月給が2万円増えそうな資格の勉強はしない。

目の前にあるものでしか判断できない。

 

この勉強の例で言えば、

人生単位での指針は長期的に判断する。

しかし自分を動かすには、

勉強に短期的な気持ち良さを持たせる必要がある。

 

単語カードにまで分割し、

単語カードを1枚ずつ覚えていく。

すぐに覚えたか確認する。

 

そうすればたった1枚分だが、

すぐ知識が増えた事を実感できる。

気づけば1枚を何度も繰り返している。

 

その状態に入れば、

自動的に知識が手に入るようなものだ。