楽
楽とは、気が散らない事。
みなさん、日々仕事していてどうでしょうか?
辛いでしょうか?
楽でしょうか?
色々感想があると思います。
辛い仕事、面倒に感じる仕事ってどんなものでしょうか?
単純に難易度で決まるか?
否。
個人的に最も面倒で、やる気を削いでくる仕事って、
割り込みの仕事だと思います。
しかし、組織で働いている以上、
いやそうでない方でも、宅配便や家事など割り込み仕事に近いものはあるでしょう。
それが一番やる気を削いでくる。
なんでそれが辛いのか?
もう一歩踏み込んで、具体的に考えてみましょう。
例えばシステムエンジニアの場合、
さあ、担当機能の設計が昨日で終わったし、
今日からガンガンコーディングしていくぞ。
そんな時に、あまりヒアリングできていない顧客への説明業務が入る。
急ぎって事なので、その対応をする。
対応中にまた同様だが別の問い合わせが入る。
今度は総務から提出書類の不備があったので、確認してくれと連絡が入る。
書類をダウンロードする。。。
対応中に「えーっとどれが優先度高いんだっけ?実装はどんな感じだったかな?」
などと雑念がどんどん湧いてくる。
しかし今手をつけている業務に関係が無いので、
そんな事を考えても作業は進まない。
やっと対応が終わっても「何したら良いんだろうか?」という状態。
そう、ここでも雑念だ。
手は動かないのに、無駄に思考は巡っている。
このような仕事の進め方なら、
誰しも消耗するだろう。
さっきの例のような場合、1日の仕事が終わっても、
何ができて何ができていないのか曖昧。
ぐっすり眠ることもできないだろう。
つまり疲れは全て「気が散ること」から生まれている。
今回の例でいうと、
連絡があったら即座にメモする。
トレロのようなツールで、優先度順に並べてしまう。
そして上から順番に対応。
対応中は他のタスクのことは忘れてしまう。
こうするだけで雑念は浮かび上がらず、
目の前の作業に対してドンドン手が動く。
殆ど勝手に仕事が進んでいるような感覚だ。
そしてこの「気が散らないようにする」という事は全てに有効だ。
序盤に書いた家事なんかにしても、皿洗いで目の前の皿一枚を洗うことだけに集中する。
そうすれば「こんなに残ってる」「ほかにアレもやらないとな」
みたいな雑念が一切出なくなる。
雑念があると作業は進まないわ、考えて疲れるわ。
雑念がないと作業は進むわ、考えないので疲れないわ。
文字通りそういう状態になる。
所謂ゾーンもこのような状態。
「気が散らない」為に一切疲れず、結果だけは自動的に出し続ける。